複管笛 ダブルフルート 3種~女竹・真竹・木製~

ダブルフルート3種 上から 女竹Ⅽ管 真竹G管 木製管G管
ダブルフルート3種 上から 女竹Ⅽ管 真竹G管 木製管G管

複管の笛は古代から世界中のあちこちで様々なものが作られて演奏されています。

エアリード楽器に較べれば、リード楽器(シングル、ダブルとも)の方の起源がかなり古いようです。

「木管楽器の歴史」の著者アンソニー・ベインズが複管楽器の章で

「2本の管を同時に吹奏すれば、ちょうど歌を一緒に歌った時のように伴奏のない笛の音に活気と面白味と独立性が

加わることになる」という通り、2本の笛がキレイにハモった時の感動は、笛吹きの醍醐味です。

おまけにそれが一人で味わえるのです。

指孔のないドローン管から、指孔が1つ、2つ、3つ・・・とあいた管を2本、3本と束ねるので、様々な組み合わせが生まれます。

本数や指孔数が多いから良いというものではなく、そこに演奏技術の難易も加わるので、どれが良いかは迷ってしまいます。

試作、試奏を重ねて、今回製作販売するのは、次の3種類です。

 

・ホイッスルタイプ(女竹製)      2管式ドレミ調 C管

・インディアンフルートタイプ(真竹製) 2管式ドレミ調 G管

・インディアンフルートタイプ(木製)  2管式ドレミ調 G管

発音機構は、呼子式で、ホイッスルタイプとインディアンフルートタイプ

です。

管の本数は操作性を踏まえて2管です。

音階は、どちらもなじみの楽曲が吹き易いダイヤトニック(ドレミ調)です。

音律は平均律ではなく、重音の美しい純正律で合わせています。

ピッチはA=440Hz

音域はド~ド~ファの1オクターブ半です。

(単音では2オクターブまで出せます)

笛筒は、 C管が女竹

     G管が真竹と木(アルダー材)

どちらも本漆の拭き漆塗りです。

管内はどちらも、赤漆塗りです。

2本の管をつなぐ吹き口のブロックはアメリカンブラックチェリー材で、本漆の拭き漆塗りです。

この吹き口ブロックは

C管は接着固定して取り外せませんが、G管は保守点検用に取り外すことができます。

 

・ダブルフルートC管(女竹製)  ¥20.000

  長さ 約315㎜  幅 約35~45㎜  管外径 約17㎜

・ダブルフルートG管(真竹製)  ¥27.000

  長さ 約470㎜  幅 約50~55㎜  管外径 約26㎜

・ダブルフルートG管(木製)   ¥36.000

  長さ 約500㎜  幅 約50~60㎜  管外径 約20~27㎜

 

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ダブルフルートC管(女竹製)

ダブルフルートC管(女竹製)
ダブルフルートC管(女竹製)

ダブルフルート 真竹製 G管

ダブルフルート 真竹製 G管 組立前と組立後
ダブルフルート 真竹製 G管 組立前と組立後

ダブルフルート 木製 G管

ダブルフルート 木製G管 上 組立後 下 組立後
ダブルフルート 木製G管 上 組立後 下 組立後

ダブルフルート運指表

単音

2つの吹き口の右か左の片方を吹きます。Rは右管 Lは左管です。

右左と吹き分ける時は、顔を少し傾けると片側だけしっかり鳴ります。

運指表は笛を構えた形で見てください。下側が吹き口です。

ダブルフルート運指表単音
ダブルフルート運指表単音

実際の音は、C管は1オクターブ、G管は5度高く鳴ります。

複音

2つの吹口穴を同時に吹きます。高音に協和する低音との組み合わせがいくつもありますが、本表では第1運指の他に第2運指と第3運指を提示しています。

運指表は笛を構えた形で見てください。下側が吹き口です。

ダブルフルート運指表複音
ダブルフルート運指表複音

製作中

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