トナカイとそり製作中
~糸のこ盤切り~
墨付けした材から糸のこ盤で切り出します。
糸のこ盤の刃は、材の種類や厚みによって使い分けます。
針葉樹なら細くて薄い刃で良いのですが、広葉樹は硬いので何種類かを使い分けます。
トナカイで言えば角(板厚5㎜ ハードメープル)は細刃、身体(板厚20㎜ アメリカンチェリー)は中厚刃、ロッキング(板厚27㎜ ナラ)は厚刃です。
うまく刃が材に適合していないと、切れなかったり、切れてもグニャグニャに曲がったり、切断面が黒く焦げたり、糸のこ刃がすぐに切断したりします。
これまでは、よく使う中厚刃の良いのがなくて苦労して切っていたのですが、
今回いい刃を見つけたのでうまく切れました。
気持ちよく糸のこワークをするなら、材に刃を合わせるとともに、刃そのものも良いもの(鋼材の質や刃数、刃の大きさ、刃形などなど、色々ありますが、実際に使って確かめないと、切れ味はなかなかわかりません)を選ぶ必要があります。