厄除け鬼 節分鬼
厄除け鬼 節分鬼
鬼は、邪悪なものとされる一方で、
人間の及ばぬ力を持つ崇高な存在として
祭神や神の使いとされています。
節分では、「福は内、鬼は外」が一般的ですが、
地域によっては、「福は内、鬼は内」とも言われます。
クスノキの大枝を使い、少し彫り加えた、
木口クラフトです。
地元で祀られている樟の木の枝を使うことによって、
厄除け鬼にも ふさわしいと考えました。
塗りは、亜麻仁油系の植物オイルを塗っていますが、
鬼面の裏面だけは塗らないで、そのままの木口を残しているので
樟の木のすがすがしい香りをお楽しみください。
節分鬼が あなたの身をまもってくれますように。
材 クスノキの幹の輪切り
塗り 植物性オイル(幹の輪切りの枠のみ)
鬼の顔は、楠の香りが漂うように無塗装です。
直径 約6~7センチ 厚み 約2,5cm
幹の輪切りの収めた大きさです。
2500円
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先日、厄除け鬼 ヒゲオニとウシオニをセットでお買い上げいただいたお客様よりのお便りと送ってくださった写真をご紹介させていただきます。
商品、無事に受け取りました。早い発送をありがとうございます。
楠の香りは、樟脳の香りだったんですね!
懐かしいような、すっきりとした爽やかな香りで癒されます。...
早速、並べて飾らせて頂きました。
くりぬいた木が台座になるなんて、素晴らしい❗
我が家の壁はコンクリートなのですが、よく合っていると思いました
また、しまなみのガイドマップも、行った事のない場所なので、
地図を見ながら旅行気分にひたれます(笑)
これで厄除けは万全です!大事に毎年飾りたいと思います。
有り難うございました。
クスノキで鬼 製作風景
クラフトマンより 「木口木工について」
樟の木の太枝を使ったこの節分鬼は、木口クラフトと呼んでいます。
これまでの、みかんの木を使って作った、みかんの木クラフトと同様の手法で作っています。
木口クラフトというのは、一般的な呼称ではありませんが、
材木の木口を積極的に見せることから、こう呼んでいます。
家や家具を作る場合は、
木を縦に挽いた材木を使うこともあって、出来上がって見えるのは木端面です。
木口面は、できるだけ見せないようにします。
木を横に輪切りにして作るものは、そう沢山ありません。
ロクロ挽きの一部や木口木版があります。
七曜工房で作り続けているみかんの木クラフトシリーズものは、
みかんの木からは、大材が得られないことから始めた木口クラフトですが
糸ノコを使ったくりぬきものには、この手法がとても良いように思います。
その理由として
1 糸ノコの挽き面が、磨きをかけなくても充分にキレイ。
2 木のせんいの方向に糸ノコがはいるので、かなり細かい模様の切り抜きができる。
3 見せる木口面は平面のため、磨きをかけ易い。
4 木口面の年輪模様が作品に特徴ある大きな表情を与える。
等です。
今回の新作の節分鬼も、木口クラフトですが、
木口面に少し彫りを入れたかったので、樟の木を使いました。
みかんの木では、硬すぎて木口に彫りを入れるのは、
とてもしんどいのです。
地元で祀られている樟の木の枝を使うことによって、
厄除け鬼にもふさわしいと考えました。